腹式呼吸って何? — まずは基本を押さえよう
腹式呼吸とは、横隔膜(肺の下にある大きな筋肉)を大きく使って行う呼吸法です。
鼻からゆっくり息を吸い、横隔膜を下げてお腹を膨らませ、吐くときにお腹をへこませます。胸の上下動は最小限で問題ありません。
普段無意識に行っている「胸だけで呼吸する浅い呼吸」とは異なり、腹式呼吸は身体の深部まで使う呼吸法です。
腹式呼吸の基本メリット
腹式呼吸には、以下のような全身的メリットがあります。
- 自律神経を整える
深くゆっくりした呼吸は副交感神経を優位にし、リラックスを促します。 - 便通の改善
腹部内圧が高まり、腸の動きが刺激されやすくなります。 - 血行促進・代謝サポート
普段使われにくい筋肉が動くことで、全身循環が底上げされます。 - 呼吸効率の向上
肺をしっかり使うことで、身体全体の機能効率が整います。

これらは直接脂肪を減らすというより、太りにくい身体環境づくりに寄与します。
くびれにつながる運動学的メリット
くびれ作りの鍵は、表面の腹筋だけではありません。
重要なのは、腹横筋・腹斜筋といった深部のインナーマッスルです。
腹式呼吸では、横隔膜と腹横筋が連動して働きます。
この深層筋は、内臓を支え、腹部を内側から引き締める「コルセット」のような役割を担います。
結果として、ウエストラインが締まって見える土台が整います。
腹式呼吸が「くびれ」に効く仕組み
① お腹の奥の筋肉が自然に動く
単なる腹筋運動と違い、内側から腹圧を高める刺激が入ります。
② 姿勢が整う
体幹が安定すると、反り腰や猫背が改善し、ウエストの見た目が変わります。
③ 他の運動効果を底上げ
ピラティスやストレッチと組み合わせることで、動作効率が向上します。
よくある誤解と注意点
- 腹式呼吸だけで脂肪が落ちるわけではない
局所的脂肪燃焼を起こす根拠はありません。 - お腹を膨らませるだけは逆効果
吐くときにしっかりお腹をへこませないと、筋刺激が入りません。

正しい腹式呼吸は「吐く動作」が主役です。
腹式呼吸の基本ステップ
- 背筋を伸ばして座る、または仰向けになる
- 鼻から息を吸い、お腹を膨らませる
- 6秒ほどかけて吐き切り、お腹を最大限へこませる
- 吐き切った状態を1秒キープ
- 1日5〜10分を目安に継続
ポイントは、吐く工程を丁寧に行うことです。
腹式呼吸とくびれの正しい関係
腹式呼吸は、
- 深部筋の活性化
- 姿勢改善
- 代謝・自律神経の安定
を通じて、くびれが出やすい身体の土台を作る方法です。
即効性のある魔法ではありませんが、
運動・生活習慣と組み合わせることで、非常に理にかなったアプローチと言えます。


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