「栄養摂取」と「断食」これを矛盾と思っていませんか?
オートファジーは、体内の“不要なもの”を分解・再利用する仕組みです。
これは細胞レベルで行われ、古いタンパク質や壊れたミトコンドリアなどが「自食作用」によって片付けられます。
私たちの体は食事を摂らず10時間以上経つと、血糖・インスリンが下がり、mTOR(細胞成長のスイッチ)が抑えられることでオートファジーが活性化します。
つまり「何も食べない時間」が、細胞のメンテナンスタイムなのです。
このこから、まず思い浮かぶのは「空腹こそ健康のカギ」というフレーズでしょうか?
では、そんな“空腹の時間”にプロテインを摂るのは逆効果なのでしょうか?
実は、タイミングさえ間違えなければ、むしろ理にかなった補い方なんです。
空腹後に必要な“補う力”
オートファジーが行われる時間帯は、いわば身体が『掃除』をしている時間。
でもこれだけでは身体を整える行為としては足りていません‼︎
要らないものを体外に出す『掃除』、これだけだと身体を作るという視点が抜けてしまいがちです。

よく聞く失敗話もこの内容が多く関係してますね。
「空腹が我慢できずに食べてしまう。」
「なんか衰弱したようで、元気が出ないし肌艶が悪い。」
身体のリカバリーをするためには、それにあたる新しい材料を補給しないといけないという事‼︎

これは簡単なこと!
カレーを作ると考えてみてください。
- 牛肉
- 玉ねぎ
- にんじん
- じゃがいも
- カレールー
カレーを作るには、カレーの材料。
身体を作るには、身体の材料が必要!
プロテイン=筋トレ用ではない!女性の味方にもなる理由
断食やオートファジーを取り入れて、体の内側から整えようとしている方が増えています。
でもその一方で、こんな声もよく耳にします。
「プロテインって飲んでもいいの?」
「断食とタンパク質って相性悪くない?」
実は、オートファジーとプロテインは「敵同士」ではなく、タイミングさえ意識すれば、むしろ理想的なパートナー関係になるんです。

「プロテインってムキムキになるやつじゃない?」
この様な声を耳にしますが、それは大きな誤解です。
プロテインとは「タンパク質」
肌・髪・ホルモン・免疫細胞、すべてがこの材料からできています。
とくに40代以降の女性は、代謝の低下や肌のトラブル、PMSなど、タンパク質不足が影響している可能性が高いです。
【プロテイン比較表】
プロテイン種別 | 原料 | タンパク質分類 | 主な構成アミノ酸 | 特徴 | 保存方法 |
---|---|---|---|---|---|
ホエイ (Whey) | 牛乳 | 動物性タンパク質(乳清由来) | バリン・ロイシン・イソロイシン(BCAA)、リジン、システインなど | 吸収が速く、筋合成を強力に促進。断食明け・朝・運動後に最適 | 直射日光・高温多湿を避け常温保存(密閉容器推奨) |
カゼイン(Casein) | 牛乳 | 動物性タンパク質(乳たんぱく) | グルタミン、プロリン、ロイシン、フェニルアラニンなど | ゆっくり吸収される“持続型”。寝る前や間食に◎ | 同上 |
ソイ (Soy) | 大豆 | 植物性タンパク質(大豆分離たんぱく) | アルギニン、グリシニン、イソフラボン、スレオニンなど | 大豆由来で女性ホルモン様作用も。動物性が苦手な方やヴィーガンにも対応 | 開封後は密閉。常温保存 (冷暗所推奨) |
- ダイエット目的で筋肉を落としたくないなら → ホエイ
- PMS中に優しく補いたいなら → ソイ
- 睡眠中に美肌を促したいなら → カゼイン
といったように、「いつ、どんな目的で、どの種類を選ぶか」がカギになります。
続かない主な問題点
「飲んでみよう!」と思ったのに、続かなかった…そんな経験、ありませんか?
以下のような声がよく聞かれます:
- シェイカーで混ぜるのが面倒
- 味が単調で飽きる
- 甘すぎて口に合わない
- 栄養が偏っていそうで不安
- 効果が実感できずにやめてしまう
- 価格が高い、管理が手間
プロテインが続かないのは「意志の問題」ではなく、『日常に溶け込まない』ことが原因なのです。
忙しい朝に“飲めるリカバリー”を:レシピ2選
✅ プロテイン・オートミール(断食明けにぴったり)
- 材料:ホエイプロテイン・オートミール・アーモンドミルク・バナナ
- 作り方:材料を耐熱容器に入れて電子レンジで加熱。混ぜて完成
- ポイント:腸にも優しく、食べた実感があるのに軽い
✅ ソイプロテイン豆乳プリン(間食・PMSサポートに)
- 材料:ソイプロテイン・無調整豆乳・ゼラチン・はちみつ
- 作り方:温めた豆乳にゼラチンとプロテインを混ぜ、冷蔵で固める
- ポイント:やさしい甘さと滑らかな口当たりで、習慣化しやすい
続けられる理由を考える
何度もプロテインにチャレンジしてはやめてきた私が、
最近ふと気づいたのです。
「そういえば、これならずっと飲んでるな」と。
理由はシンプルで、
- 冷やしてそのまま飲める
- 甘さがくどくない
- 栄養がしっかり入っている
- 朝に自然と手が伸びる
そんな“ちょうどよさ”が、習慣に馴染んでいたのです。
ちなみに私が飲んでいるのはこれ👇【PR】
まとめ:プロテインは「飲むべきか」より「どう続くか」
オートファジーは“整える力”。
プロテインは“補う力”。
真逆に見えるこの2つは、実は順番とタイミングさえ間違えなければ、
体にとってとても理にかなった組み合わせになります。
でも――どんなに良いものでも、続かなければ意味がない。
頑張らないと飲めないプロテインじゃなくて、
「あ、これならいける」って自然に手が伸びるもの。
そんな『ちょうどいい習慣』を見つけることが、
健康も美容も、無理なく整える近道なのかもしれません。
あなたに合った方法が、あなたらしく続いていきますように。
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