体脂肪率を知るには
体成分分析装置InBodyと家庭用体組成計の比較表
項目 | InBody (業務用) | OMRON KRD-703T(家庭用) |
---|---|---|
測定方式 | 8 電極 × 多周波 1 kHz〜1 MHz (部位別・細胞内/外水分を分離) | 8 電極 × 多周波 5 kHz/50 kHz (部位別だが水分分離は不可) |
推定モデル | 直接インピーダンス法のみで年齢・性別による回帰式を不使用 | 年齢・性別・身長を回帰補正に利用 |
主要出力 | 体脂肪率/骨格筋量/部位別筋脂肪バランス ICW・ECW・ECW/TBW 比 体水分・タンパク・ミネラル量 | 体脂肪率/骨格筋率/部位別筋肉量・脂肪量 |
再現性(同条件テスト) | 体脂肪率誤差 ±0.5 % 以内 | 体脂肪率誤差 ±1.5〜2.0 % 程度 |
導入コスト | 本体 300〜400 万円+保守 | 本体 約 1.8 万円 |
利用シーン | 医療機関・総合ジム・大型施設 | 自宅・小規模パーソナルジム |
利点 | 医療機器級の精度/水分バランス評価→むくみ・貧血・脱水を見抜ける | 日々の変化を“同じ条件”で追える/アプリ自動記録 |
弱点 | 高価・設置スペース大・測定は裸足+素肌接触が必須 | 水分変動に弱く誤差が出やすい/ICW・ECWが取れない |
![]() | 【メーカー公式】インボディ(InBody) ボディーコンポジションアナライザーInBody270S 業務用 体組成計 体成分分析 体重計 体脂肪計 フィットネス 高精度測定 価格:825000円~ |

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そう‼︎でもInBodyの性能がダイエットに役立つから教えていくね。
InBody 測定 ―― “ただの体重計” では得られない 3D 解析
この記事でも説明しましたが、まずは自分自身を知ることがダイエットに一番大切なことです。
この『知る』に特化したInBodyのことを、詳しく知りましょう‼︎
1. 測定テクノロジーと精度の裏付け
InBody 測定の特徴と精度と信頼性
仕組み | 特徴 | 精度・信頼性 |
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8 電極 / 多周波 BIA (1 kHz〜1 MHz) | 上下肢・体幹を個別に測定。細胞内水分(ICW)と細胞外水分(ECW)を分離できる | DXA との相関 r > 0.98 再現誤差 体脂肪率 ±0.5 % 前後 |
直接インピーダンス法 (年齢・性別で補正しない) | “生体抵抗値そのもの” を統計式に当て込むため、年齢・性別が異なる人でも誤差が小さい | 国内外 2,000 例超のバリデーション |
校正アルゴリズム | 体水分シフトを自動補正 ⇒ むくみ/脱水の影響を低減 | 医療現場での浮腫・透析管理に採用 |
2. “機能的に測れる” 項目一覧(主要モデル )
カテゴリ | 主なアウトプット | 活用シーン |
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組成分析 | 体脂肪量・体脂肪率/除脂肪量 骨格筋量・タンパク質量・ミネラル量 | 減量の「質」判定 サルコペニア・ロコモ予防 |
部位別筋脂肪 | 両腕・両脚・体幹の筋肉量/脂肪量 | 左右差リハビリ/スポーツフォーム解析 |
水分バランス | ICW・ECW・ECW/TBW 比 | 浮腫・脱水・炎症スクリーニング |
内臓脂肪 | VFA(断面積 cm²) | 生活習慣病リスク評価 |
体型判定 | フィットネススコア・体型アイコン | 目標設定・モチベーション維持 |
筋質点数・位相角 | 筋線維の質/細胞健全性 | アスリートのパフォーマンス指標 高齢者のフレイル管理 |
代謝指標 | 基礎代謝量・推定エネルギー消費 | 食事プラン/PFC バランス設計 |
3. 解析レポートがもたらす“健康マネジメント”の実利
レポート機能 | 得られる知見 | ダイエットへの応用 |
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時系列グラフ(3・6・12 ヵ月) | 筋肉・脂肪の変化を一目で可視化 | 停滞期の原因を「筋減少 or 水分変動」で判別 |
筋肉‐脂肪コントロール | 「あと−3 kg 脂肪/+1 kg 筋肉」が数値で提示 | 目標値をそのまま PFC とトレメニューに落とし込む |
水分均衡チャート | ECW/TBW > 0.390 で浮腫サイン | 減量後半の“むくみ停滞”を早期補整(塩分・睡眠・有酸素) |
部位別バランスバー | 四肢の筋量左右差・上下半身バランス | スクワット vs デッド・リハビリ種目の選定根拠 |
位相角 / 筋質点数 | 細胞レベルの回復度・オーバーワーク指標 | 過度なカロリー赤字や睡眠不足を早期警告 |
家庭用と併用する“プロトコル”
- 日常:自宅では家庭用体組成計でトレンドを追跡
- 月1〜2回:ジムや医療機関で InBody 測定 → 誤差補正 & 水分チェック
- PDCA:InBody レポートを基に食事・トレ内容を更新 → 次回測定で効果検証
InBody は“体の損益計算書”
家庭用は“日々のキャッシュフロー”
2つを重ねれば、ダイエットも経営同様 “数字で語れる” 再現性の高いプロジェクトになる。

体の損益計算書、体を自らがコントロールするために必要なこと
InBodyだからこそ出来ること
- 水分シフトを監視
- ECW/TBW > 0.39 で浮腫を早期検知 → 糖尿病・腎臓疾患の管理や減量停滞の原因究明に。
- 位相角で“回復度”を数値化
- オーバートレーニングや極端なカロリー赤字で位相角↓ → 食事・睡眠を即テコ入れ。
- 筋質点数(筋線維の密度)を追跡
- 同じ筋量でも質を評価できるため、アスリートや高齢者のフレイル予防に有効。
- 左右・上下肢バランスを 100 g 単位で提示
- リハビリやフォーム改善の KPI として使える。
家庭用体組成計で十分なシーン
目的 | InBody 必要度 | 家庭用体組成計 で OK |
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家庭ダイエットの体脂肪率推移 | △(月 1 の校正で十分) | ◎ 毎朝トレンドを可視化 |
部位別筋量モチベーション | ○(誤差少なく比較) | ○(±1 % 誤差を許容すれば) |
臨床データとして電子カルテ連携 | ◎ | × |
トップアスリートのピーキング | ◎ | △(指標不足) |
コストを抑えたジムの DIY 測定 | △(費用負担が大) | ◎ |
ダイエット活用ロードマップ
- 毎日▶ 家庭用体組成計
- 体重・体脂肪率の“流れ”を把握し、摂取カロリーと照合。
- 月 1-2 回▶ ジムや医療機関で InBody
- 水分バランス・部位別筋質を精査し、停滞原因や左右差を修正。
- アプリ/レポートを一元管理
- OMRON Connect の CSV を InBody レポートと突合 → PDCA を数字で回す。
ポイント
- 家庭用は日々の“キャッシュフロー”を見るツール。
- InBody は身体の“決算書”を作る監査役。
- 両者を組み合わせると、ダイエットの再現性が大幅に向上します。
まとめ:どう活かす?
ステップ | 目的 | 具体的アクション |
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① 毎日 | 変化の傾向把握 | 家庭用体組成計:起床後トイレ直後に測定→アプリで週平均 |
② 月1 | 精度補正・水分評価 | InBody:ジム or クリニックで測定→家庭用誤差を確認 |
③ 処方 | 食事&トレ計画 | 部位別筋肉減 → たんぱく質+10 g/日+種目追加 むくみ → 水 2 ℓ&塩分−2 g |
④ モチベ維持 | 成果の可視化 | InBody レポートを PDF 保存→目標達成グラフ化 |
- 家庭用=日々の羅針盤、InBody=精度高いコンパス。
- 両者を併用することで “数字の迷子” にならず、再現性あるダイエット PDCA が回せる。
- コストを抑えつつ医療機器級データを活かす最適解は「家で 体組成計/月1 InBody」のハイブリッド運用!
あなたも “体脂肪率の見える化”ד水分バランスの可視化” で、次の減量フェーズに踏み出してみませんか?
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